東北随一の都市である仙台を抱える宮城県だが、銭湯は驚くほど少ない。
2013年12月現在、宮城県全体でも9軒しか営業していない状況だ。
仙台市には5軒の銭湯が残るが、
このうち4軒はマンション等のビルと一体になったもの(通称・ビル銭)。
今回紹介する花の湯が、市内唯一の非ビル型銭湯だ。
JR仙山線の東照宮駅から徒歩10分弱。
仙台駅から歩くと30分以上はかかりそう。
周囲は住宅街。
看板が無かったら、一軒家と間違えてしまいそうな外観だ。
右手前は駐車場のスペース。
正面入口のほか、駐車場側にも入口がある。
ネオン看板は目立つ紅白。
正面。花の鉢植えが入口を彩る。
正面玄関の暖簾。屋号が入ったオリジナルだ。
暖簾をくぐると、手書きで男女の案内が。右奥は、駐車場側の入口。
脱衣所はシンプル。物が少ない。
浴室側から見た脱衣所。
新しいロッカーの上には、昔ながらのカゴもある。
番台のおかみさんによると創業は昭和19年。
現在で3代目、とのことだ。
浴室はシンプルだ。
シャワーは外側のみで、男女境側はカランだけの構造。
浴槽には、仙台の銭湯で良く見られる「ブラックシリカ」が入っている。
整然と積まれた15個のケロリン桶。
規模を考えると、一斉に全て使われることはまず無いだろう。
天井には大きな湯気抜きが。
男女境は曇りガラス。
現在、閉店は21時と早まっている。
表の看板は修正されていないので、注意が必要だ。
【花の湯】
住所:宮城県仙台市青葉区中江1丁目20の23
営業時間:15時~21時 (看板は22時の表記のため注意)
定休日:月曜
訪問日:2013年11月
駐車場あり
※訪問当時のデータです