スマホの保存メールに各銭湯のメモを取っていたのだが、アップデートをしたところ、あろうことか綺麗さっぱり消失していた。
貴重なお話をたくさん聞けたのに。
記憶をもとに記事を起こしているが、細かい年数や単語など、どうしても埋まらない部分がある。
次の更新は徳山・文化湯の予定であったが、上記の理由で今は記事が書けない。
よって、記憶でなんとかなったものから、先に更新しようと思う。
といったわけで引き続き山口編だ。
徳山市と新南陽市が2003年に合併して出来た、周南市。
旧新南陽市で唯一の銭湯となる、梅乃湯に行った。
旧・新南陽。どうでも良い話になるが、「旧新~」と続くとワケのわからない日本語になる。
静岡県浜松市で「旧新川」という河川の看板を見た時はつい写真を撮ってしまう程度であったが、
茨城県ひたちなか市で見たホテル「ニュー白亜紀」のセンスには心を射抜かれた。
作者がたいして笑いを意図していないと思われる点が、非常にツボだったのだ。
ちなみに新南陽という名はいかにも平成の大合併で造られた地名に感じてしまうが、
実は南陽町が1970年に市制を施行した際、すでに山形県南陽市が存在したため「新」を付けたもの。
「新」を付けるのは安直な手段ではあるが、
致し方ない経緯やそれなりの歴史があったと知れば、不思議と深みを感じてしまう。
「新幹線」という言葉も、今ではもはや味がある。
最たる突き抜けたモノは、「新加勢大周」で異論は無いと思うが。
話がそれすぎた。
JR山陽本線・新南陽駅から徒歩で2分もあれば着いてしまう絶好の立地。
マンションの1階部分が銭湯になっているので、そう遠くない頃に改装されたのであろう。
道路の突きあたりを右へ行くと新南陽駅だ。
駅から近いのに駐車場も完備。
モータリゼーション化の進む土地だけに当然と言えるが、ありがたい。
右が男湯。女湯は左だ。
左の壁の裏には、マンション部分の2階へ登る階段が隠れている。
観葉植物や置き物で賑やかな脱衣所。
お客さんが多く、中の撮影は出来なかった。
番台に座る女性に歴史を聞いてみたところ、
「ごめんなさい、バイトだから詳しいことはわからくて」とのこと。
しかし「むかしはマンションと一体ではなく、銭湯のみの建物だった。今は南が入口だけど、昔は東に玄関があったのよ」と教えてくれた。
浴室の扉を開けると、正面の壁にカランが並び、浴室は右横に広がる構造。
長い浴槽には仕切りがあり、ジェットバスや電気風呂など機能性は申し分ない。
駅から近い立地もあるのだろうか。
入浴した山口県の銭湯では最も客が多く、活気を感じた銭湯であった。
【梅の湯】
住所:山口県周南市清水1の1の8
営業時間:16時~21時
定休日:毎週月曜
訪問日:2013年10月
駐車場あり
※訪問当時のデータです
【オマケ】
古いのか、新しいのか…
白亜紀という時点で、「新」は似つかわしくないと思うが…
大雑把な地図も、たどり着けるか不安にさせてくれる。
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